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小さなクローゼットを朝使いやすくする整え方

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    Niva Home 編集部
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小さなクローゼットでは、収納量を増やしても朝の支度が速くなるとは限りません。服が詰まり、ハンガーが引っかかり、着たい一枚が見つからない状態では、選ぶだけで疲れてしまいます。朝使いやすいクローゼットの目標は、服を美しく並べることではなく、起床後に必要な服を短い動きで取り出し、迷わず戻せることです。

最初に、クローゼットの中身を「今週着る服」「今季だが今週は着ない服」「季節外の服」に分けます。今週着る服は、仕事着、よく着る私服、部屋着、下着を含めて一週間分を目安にします。これを手前か、利き手側に置きます。今季だが頻度が低い服は奥や上段へ、季節外の服はふた付きのケースに入れて最上段やベッド下へ移します。空間が小さいほど、頻度別に距離をつけることが大切です。

次に、朝の動作順に配置します。服を選ぶ、下着を取る、靴下を取る、かばんを持つ、という順で使うなら、吊るす服の隣に下着の引き出し、さらに近くに靴下用の小箱を置きます。かばんは床に積まず、扉の内側のフックか、下段の一マスを定位置にします。ハンガーは同じ厚みの物にそろえると、服の間に指が入りやすくなります。買い替えなくても、針金ハンガーだけを別の場所へ回し、残った種類を一つに決めるだけで効果があります。

具体例として、幅90センチ、引き出し二段のクローゼットを考えます。左45センチには月曜から金曜までの仕事用トップスと羽織りを色順ではなく種類別に吊るします。右45センチには休日の服を七着程度にし、手前へよく着るものを置きます。一段目の引き出しは下着と靴下を仕切りなしで立てて入れ、二段目にはパジャマと部屋着を入れます。上段のケースには冠婚葬祭用、厚手のニット、次の季節まで使わない服を入れます。朝は左のハンガーから服を一組取り、一段目から下着を取るだけです。前夜に服を椅子へ出しておく余裕がない日でも、選択肢が狭いため支度が止まりません。

この整え方で起こりがちな失敗は三つあります。一つ目は、残す量を「全部好きな服」で決めることです。好きでもサイズが合わない、手入れが面倒、合わせにくい服まで一等地に置くと、朝の選択肢が増えます。迷う服はすぐ捨てず、袋に入れて一か月だけ別の場所に置き、その間に着なければ移動先を決めましょう。二つ目は、季節外の服を圧縮しすぎることです。圧縮袋は便利ですが、次の季節に戻す作業が重くなり、結局床置きになります。数が少ない物はケース一つに収める方が復帰しやすい場合があります。三つ目は、収納ケースを細かく分けすぎることです。靴下を色別、用途別に分けるほど、洗濯後に戻す作業が長くなります。

朝の使いやすさは、帰宅後の戻しやすさでも決まります。脱いだ服を一度着たが洗わないなら、専用のフックを一つだけ用意します。椅子の背に重ねないことがポイントです。そのフックが満杯なら、洗濯するか、クローゼットへ戻すかを判断します。床に置かない仕組みができると、翌朝の服選びも崩れにくくなります。

季節の変わり目には、全部を入れ替えなくても、週末に五分だけ「今週着なかった服」を奥へ動かす時間を作ると整い方が保てます。急に寒くなった日用の薄手の上着や、雨の日用の一組だけは手前に残しておくと安心です。洗濯後の服を戻すときは、空いている場所へ押し込まず、同じ種類の最後に掛けると並びが崩れません。子どもと共用する場合は、棚やハンガーパイプを人ごとに左右で分けるより、「翌日に着る服」「洗濯済み」のように状態で分けると、成長や衣替えにも対応しやすくなります。

小さなクローゼットは、余白がぜいたくではなく動作のための道具です。今週着る服を手前にし、朝の順番で並べ、戻す場所を単純にしてください。まずはハンガー十本分を見直すだけでも、毎朝の「何を着よう」が軽くなります。

服を選び終えた後に扉を閉めにくいなら、量だけでなく高さも確認します。長いワンピースやコートが下段の収納へ当たる場合は、そこを空けるか、別の場所へ移します。朝に探しがちなベルト、時計、アクセサリーは、服と同じ場所に全部置くより、出かける直前に通る棚へまとめた方が迷いません。クローゼットは衣類の倉庫ではなく、朝の準備を助ける場所として調整しましょう。

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