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キッチンの場所を空けたい時に最初に減らす物

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    Niva Home 編集部
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キッチンが狭く感じる時、先に棚やラックを買うより、使っていない物を減らす方が早く効果が出ます。調理の場所が足りない原因は、食材そのものよりも、重複した道具、期限の切れた食品、置き場所のない容器であることが少なくありません。最初に減らすべきなのは、高価だった物ではなく、毎日の作業を妨げている物です。安全と衛生に関わる物から順に見れば、判断もしやすくなります。

まず食品と消耗品を確認する

冷蔵庫、冷凍庫、食品棚を一か所ずつ開け、賞味期限・消費期限を確認します。期限が過ぎた物、開封したまま使い切れない調味料、好みに合わず半年以上触れていない食品は処分候補です。ただし、期限表示の意味は食品ごとに異なるため、消費期限を過ぎた物は食べずに処分し、賞味期限についても状態に不安があれば無理をしないでください。中身の分からない冷凍食品には日付を書き、今月使う物を手前に集めます。

次に見るのは、増えやすい消耗品です。紙袋、割り箸、保冷剤、テイクアウトのソース、小さな調味料の袋は、必要な量だけ残します。割り箸を二人分十膳、保冷剤を弁当に使う分だけ、と上限を決めると引き出しが戻りやすくなります。買い置きは「収納に入る量まで」にし、安売りを理由に詰め込みすぎないことが大切です。

次に重複した道具と容器を減らす

作業台を空けるには、毎日使わない道具を見直します。何年も使っていない調理家電、用途が似たピーラーやおたま、欠けた食器、ふたのない保存容器から確認しましょう。保存容器は本体とふたを合わせ、組にならない物を手放します。同じ大きさ・同じ形を中心に残すと、重ねやすく、洗って戻す時にも迷いません。包丁やフライパンなど、安全に関わる道具は傷み具合を確認し、無理に使い続けないでください。

例えば、二人暮らしで狭いキッチンの場合、シンク脇に大きな水切りかご、作業台に使っていないミキサー、引き出しに保存容器が二十個あると、料理を始める前から場所がありません。週に一度しか使わないミキサーを上段棚へ移し、欠けた容器とふたのない容器を処分し、毎日使う容器を八組に絞ります。さらに、洗った食器をすぐ拭く習慣に変えれば、水切りかごを小さくでき、まな板を置く余白が生まれます。

ありがちな失敗と戻さない工夫

失敗しやすいのは、引き出しを全部出してから分類を始めることです。時間が足りないと、道具が作業台に積まれたままになります。一段、一棚、一種類ずつ終わらせてください。また、「もったいない」からと期限切れの食品を残すのも、食べ忘れと不安を増やします。未開封で期限内の食品なら、地域のフードバンクなど受け入れ先の条件を確認して譲る方法もあります。

もう一つの失敗は、空いた場所をすぐ新しい便利グッズで埋めることです。まず二週間、空いた作業台をそのまま使ってみましょう。本当に必要な道具だけが見えてきます。よく使う鍋や調味料は一動作で取れる場所に置き、低頻度の物は上段や奥へ移します。ラベルは細かく増やしすぎず、「朝食」「保存容器」のように大まかで十分です。

キッチンの余白は、料理の腕前ではなく判断の回数を減らしてくれます。期限の切れた食品、余りすぎた消耗品、重複した容器という順に取り除けば、短時間でも安全で使いやすい場所になります。空いた場所を保つことまで含めて、キッチンの片づけです。

見直しは月に一度、買い物の前に十分です。食品棚を一分だけ見て、早く使う物を献立に組み込み、同じ物を買い足さないようにします。作業台に物が戻ってきたら、その道具を本当に毎日使うのか、しまう場所が遠いのかを確認してください。例えばコーヒーメーカーを週末しか使わないなら、毎日使う炊飯器の横ではなく上段棚が向きます。空間を空ける判断は一度きりではありません。調理のたびに手が止まらない配置を、少しずつ選び直すことが大切です。

処分前に地域の分別ルールも確認しましょう。金属や小型家電、刃物は一般ごみと同じに扱えない場合があります。安全に手放す手順まで決めておけば、「後で捨てる」箱がキッチンを再び占領することを防げます。

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